ソフトティッシュケースの作り方【レザークラフト型紙あり】

今回はソフトティッシュケースを作成していきます。

ソフトティッシュケースというのは、箱がなくビニールのみのティッシュケースのことを指しています。

 

難易度は★2で初心者の方でも、問題なく作れます!

このティッシュケースは、縫う箇所は少ないですが「クロスステッチ」と「平縫い」を使います。

縫い方の練習として、挑戦してみるのもおすすめです!

用意するもの

  • 皮革 2㎜ほどの厚さのものがおすすめです。
  • マジックテープ 裏がシールのもの。100均でも売っています。

ティッシュケースを作るのに、特別必要なものはありません。

レザークラフトの道具を一通りお持ちであれば、お気に入りの皮革とマジックテープを準備するだけです。

 

 

型紙づくり

A3用紙1枚での印刷用とA4用紙の2枚で印刷するパターンを用意しました。

印刷する環境に合わせ、下のボタンからダウンロードしてください!

印刷ができたら、厚紙に貼ります。

厚紙に貼った後に、実線で切っていきます。

 

下の画像のように、ティッシュペーパーが出る部分も穴をあけてください。

ティッシュペーパーが出る穴の部分を、カッターであけるのが難しい場合は、ハトメ抜きを使うと簡単ですよ!

 

 

革に型紙の印をつける

型紙の印をつけます。

印をつけるときには、先が尖っていないキリのようなものがおすすめです。

印をつけたら、印よりも1cmほど大きく革を切っていきます。

これで、必要な革ができました!

 

床面の処理

床面(裏面)が、このままではガサガサで、革がポロポロと落ちてくる状態なので処理を行います。

この時に使うのは、トコノール、ヘラ、ガラス板です。

まず床面を手のひらで触って、毛が寝る方向を探します。

上下左右に触ってみると寝る方向は必ずあります。

毛が寝る方向がわかれば、その方向に向かってトコノールを塗っていきます

ヘラでトコノールを取り、伸ばします。

トコノールが銀面(表面)に付くと、シミになる場合があります。
隅を塗るときには気をつけてください。

トコノールをガラス板で延ばしたら乾かします。

10分ほどで乾くと思います。手で触って乾いていたら次の工程です。

 

革を切る

全体を切る

印をつけた外枠を切っていきます。

切るときは一発で切ろうとせず、2回ほどにわけて切るとうまくいきます。

 

切るときは、内から外に向かって切ることを意識してください。

外から内に切ると、切りすぎてしまうことがあるためです。

 

ベルトをつける部分に、印をつける

次に、ティッシュボックスを留めるベルトの位置に印をつけます。

 

革に型紙を重ね、ベルトをつける部分のはじめと終わりに軽く穴をあけます。

キリで型紙の上から押せば完了です。

印が付いたら、穴と穴を定規を使い繋げます。

ベルト部分の準備はこれで完了です。

 

ティッシュペーパーが出る部分の穴あけ

ティッシュペーパーが出る部分の穴もあけていきます。

ハトメ抜きがあると、きれいな丸をあけることができます。

 

ハトメ抜きを使う場合は、まず左右の穴をあけて

 

その穴を繋げるように、カッターで切ります。

ハトメ抜きが無い場合は、もちろんカッター丸く切っていけば問題ありません。

ベルトの部分も、忘れずに切っておいてください!

 

 

こちらで、革の準備ができました!

 

縫い穴をあける

縫い穴をあけていきます。

まずはステッチンググルーバーで3mmの線を引きます。

 

 

ちなみにティッシュケースを縫う4辺は、「クロスステッチ」を行います。

菱目打ちで穴をあけていきます。

 

ロゴを失敗してしまいました。。涙

 

他3辺も穴をあけます。

次に、ベルトの部分の穴をあけます。

まずベルトの部分の穴をあけ、穴の数を数えます。

私の場合は7穴でした。

 

ティッシュケースの穴は、ベルトを縫い付ける際、返し縫いを行うので7つより2穴多い、9穴開けます。(左右1穴ずつ増やします)

 

 

こちらですべての穴あけは終わりです!
穴あけの箇所が少ないのでカンタンですね。

ソフトティッシュケース 縫い穴あけたところ

 

コバ磨き

穴あけが終わったら、全体のコバ磨きを行います。

このティッシュケースは、縫い重ねる箇所がないので、すべての辺のコバ磨きをしてください。

特にティッシュが出る部分の穴は、きれいに仕上げると出来上がりが美しいです!

コバ磨きは
①ヘリ落とし
②紙やすりで整える
③コバを少し濡らす
④帆布でこする
⑤トコノールで磨く
⑥帆布・コーンスリッカーでこする
の作業です。

つるつるのコバを目指す場合は②~⑥を繰り返してください!

コバ磨きの詳しいやり方を書いた記事もあるので、初めての方は参考にしてみてください。

コバ磨きができたら、縫っていきます。

 

縫う作業

まずは、4辺の「クロスステッチ」から行います。

先に完成がこちらです。

ソフトティッシュケース クロスステッチ

クロスステッチは最後は紐を縛って止めるので、写真の上から下に縫っていくと、最後の縛りがやりやすいですよ!

クロスステッチについては、写真を撮るのを忘れてしまいました。。

クロスステッチのやり方に詳しくまとめた記事があるので、クロスステッチをやったことが無い方は、こちらを見てください!

縫う距離も短いので、かなり短時間で4辺が縫えるかと思います。

次に、ベルト部分を縫い付けます。

ここは平縫いです。

ソフトティッシュケース 平縫い

中から見るとこんな感じ。

左右のスミは、返し縫を行っています。

 

平縫いの詳しいやり方はこちら。

最後にベルト部分に、マジックテープを付けたら完成です。

私は、マジックテープは100均で裏がテープになっているものを使いました。

ベルトを縫い付けた後、余っている部分がマジックテープが付く箇所です。

だいたい2㎝ないくらいです。

本体にもつけて、くっつくようにしてください。

こちらで完成です!!

ソフトティッシュを入れてみるとこんな感じ!

ソフトティッシュケース完成画像

 

ソフトティッシュは、箱がない分お手ごろ価格ですし、ストックもかさばらなくていいんですが、見た目が残念…
と思っている方にもおすすめなケースが完成しました~!

ここまで読んでいただきありがとうございました!