こんにちは!
夫婦でレザークラフトしていますカロリです!
今回はレザークラフトでの、ティッシュカバーの作り方をご紹介します。
私たちはこちらのティッシュカバーを友人の新築祝いに贈りました!
プレゼントとしても最適なティッシュカバーをぜひ一緒に作ってみてください。
用意するもの
- 皮革:2mm厚ぐらいが最適(ブログではエルバマットという革を使っています)
- ギボシ2個(皮革の厚みに対して最適なものをお選びください)
- ハトメ抜き(ギボシに合うサイズの穴があけられるもの)
- 厚紙(型紙を貼る用)
型紙づくり
A3、またはA4 3枚での型紙を用意しました。環境にあった方で印刷してください。
ギボシの位置に誤りがありました。大変失礼いたしました。訂正いたしました。(2024/2/24)
⚠A3の型紙は2枚印刷してください。
⚠A4の型紙はⅡ・Ⅲを2枚ずつ印刷してください。
②のパーツは、2枚を貼り付けてください。
(①のパーツは2つ必要ですが、1つの型紙を流用していただければ問題ないです!)
型紙の印刷ができたら下の形になるように、貼り合わせてください。
貼り合わせた後に、裏に厚紙を貼ってください。
厚紙を貼った後に、型紙の実線で切り取ります。
カーブをカッターで切るのが難しい場合は、ハサミでも問題ないですよ!
革に型紙の印をつける
型紙を皮革にうつしていきます。
型紙に印をつけたら、印よりも1・2㎝大きめにざっくりと切ります。
こちらで必要な革が出来上がりました!
床面(裏面)の処理
床面(裏面)が、このままではガサガサで、革がポロポロと落ちてくる状態なので処理を行います。
この時に使うのは、トコノール、ヘラ、ガラス板です。
まず床面を手のひらで触って、毛が寝る方向を探します。
上下左右に触ってみると寝る方向は必ずあります。
毛が寝る方向がわかれば、その方向に向かってトコノールを塗っていきます。
ヘラでトコノールを取り、伸ばします。
隅を塗るときには気をつけてください。
トコノールをガラス板で延ばしたら乾かします。
ガラス板は少し力をかけます。毛を寝かせるイメージです。
トコノールをムラなく延ばせたら10分ほどで乾くと思います。手で触って乾いていたら次の工程です!
トコノールを多くつけすぎた場合は、とってしまった方がいいですよ。
革を切る
全体を切る
印をつけた外枠を切っていきます。
小さなカーブの箇所が少し難しいです。
カーブの箇所は1度で切ろうとせず、別たち(革包丁)等で、角を少しづつ切るようなイメージで行うと、うまくいきます。
また革を切るときは、内から外に向かって切ることを意識してください。
これは外から内に切ると、切りすぎてしまうことがあるためです!
3パーツとも、同じ要領で切ってください。
カーブの箇所ががたつき、気になる場合は、ドレッサー・紙やすり等でカーブを整えます。
こちらでパーツの切り落とし作業が完了です!
ヘリ落とし
このタイミングでヘリ落としを行います。
画像の青線の箇所は銀面(表面)のみをヘリ落とししてください。
画像のピンク箇所は銀面・床面(表面・裏面)ヘリ落としをしてください。
ちなみに側面パーツと縫いわせる箇所が青線になっています。
ヘリ落としは常に一定の角度で当てるように注意してみてください!
ヘリ落としを当てる角度が変わってしまうと、ヘリがガタガタになってしまいます。
繰り返しですが、ヘリ落としを当てる角度は、一定にするように注意してくださいね!
縫い穴をあける
ここから縫い穴をあけていきます。
まずステッチンググルーバーを3㎜幅にセットし、①パーツの床面(裏面)に3㎜幅の跡を付けます。
次に穴をあけていきます。
床面から穴をあけていきます。
ステッチンググルーバーで印をつけた上をまっすぐに穴をあけてください。
①の側面のパーツの穴あけが完了したら②の本体パーツに、穴の位置を写していきます。
まず型紙[A]の位置は同じ長さです。
ですので[A]の位置から①側面パーツの穴を②本体パーツに書き写していきます。
やり方は、②の型紙を②の革に合わせ、画像★の箇所を革に書き写します。
書き写した場所を、穴あけの最初の位置とします。
最初の穴の位置がわかったら、①側面パーツを②本体パーツに合わせ、穴の位置を写していきます。
短編の穴を写すことができたら長編の穴あけも行います。
その際に画像内[B]の位置は、直角になる箇所なので1つ穴を増やす必要があります。
下の画像のケガキ棒で刺している箇所の穴を増やしています。
3辺の穴を写すことができたら、始めと終わりに縫い返し用の穴を追加します。
次に上からステッチンググルーバーを3㎜幅で引きます。
ここまでできれば、写した印に沿って本体側の穴をあけていきます。
本体側は銀面(表側)からあけてください!
同じ要領でもう1辺の穴もあけます。
ギボシ用の穴をあける
ギボシ用の穴をあけます。
型紙の黒丸●(ギボシと書いてある箇所)は、ギボシを付ける箇所です。白丸〇は、ギボシを入れる穴です。
ギボシを入れる穴の型紙には丸の上に1つだけ長い線があります。この線は切りこみ線です。切り込みを入れてください。
こちらですべての穴開けは完了です!
(ロゴを入れる場合は、この段階で入れてください!)
縫い合わせる
①側面パーツと②本体パーツを縫い合わせていきます。
返し縫を行うので、2つの革が重なる部分から縫い始めます。
常に本体側から針を通してください。
次に一穴戻します。(革が重なっていない部分に一度進む)
ここからは通常通りの平縫いで進めます。
長編部分との境まで縫い進めたら
次は本体側の穴のみに通します。
つぎに①側面パーツと②本体パーツの角を縫っていきます。
↓写真のように穴の距離が開いているので、力をかけて穴を近づけて縫い進めていきます。
また縫い進め、最後まで縫います。
最後は返し縫いを行ってください。
今回の糸はビニモMBTなので、最後はライターで糸を溶かして、糸を止めます。
一周縫い終わると↓画像のようになります。
角を縫う際にしっかりと力をかけ、糸を引っ張ることで90度に近い角ができます。
逆に力のかけ方が甘いと角が出来ず、糸の張りも甘くなってしまうので気を付けてください!
同じ要領でもう一つの側面パーツも縫い合わせてください。
形が見えてきましたね^^♪
ここで少し形を整えます。
本体側の角が丸っこいので、少しだけ力をかけて角を出していきます。
革の種類によっては、色が変わってしまう場合もあるので、少しずつ力をかけるようにしてみてください。
コバ磨き
コバ磨きをしていきます。
縫い合わせた箇所がまっすぐになるようにドレッサーや、やすりで均していきます。
ここからは満足するまでコバ磨きをしてください!
コバ磨きの詳しいやり方は、別記事で書いています。
トコノールで磨き終わったのはこちら↓
ピカッとしてきました!満足したらコバ磨きは終わりです。
ギボシを付ける
最後にギボシを付けていきます。
私が今回使ったものは、ギボシの後ろからドライバーで締めれるものです。
ギボシをつけるとこんな感じです♪
ギボシは対角線上に2つ付けるデザインです!
こちらで完成しました。
なかなかおしゃれな形になりました~
今回のティッシュカバーは、ネピアなど一般的なティッシュボックスが入るサイズです。お間違えの無いようにご注意ください。
長い説明記事となりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^♪
また次回のレザークラフトでお会いしましょう!