フォトフレーム作り方

今回はフォトフレームの作成を紹介します

革でフォトフレームって、とてもおしゃれでいいですよね。
今回は友人が結婚するということで、結婚式のウェルカムスペースに、
置けるような、フォトフレームを作成しました。いい出来だったので、
自分の分も今度作成しようと思います。

友人からは、趣味のキャンプ道具も飾るため、その雰囲気にあうような形との希望だったので、無骨なフォルムで作成してみました。

気に入っていただければ、ぜひ一緒に作って行きましょう!!

革の種類

革の厚み:約2mm
色:お好み(”私は友人からキャンプ道具に合う色”と言われたので、明るめの茶色で作りました)
硬さ:硬め

フォトフレーム選定

まず、革を貼り付けるフォトフレームを選びます。
私は、100円均一のフォトフレームを使いました。

”選ぶコツ”としては、フォトフレーム表面(革を貼り付ける面)が平面になっていることです。革を貼り付ける面積が大きい程、革とフォトフレームの貼付け強度が増すからです。その他は、最終的に見えなくなるので、特に縛りはありません。

また、飾るときに壁にかけるタイプのものか、置くタイプのものか決めてから購入するといいでしょう!!
今回、私は置くタイプで作成しました。

型紙作成

購入してきたフォトフレームに合わせて、型紙を作成します。
まず、厚紙にフォトフレーム縁の外側、内側を書き写します。

フォトフレームの形を書き写したら、革の形をフリーハンドで書きます。鉛筆、シャーペンで書いては消してを繰り返し、納得いく形になるまでトライしてみて下さい。

書けましたら、線に合わせて切ります。これで型紙は完成です。
私は2種類作成しました。

型紙に合わせて革を切り出す

型紙ができましたら、型紙に合わせて、革を切り出していきます。
まず、皮革に型紙に合わせて罫書きます。

次に、罫書いた線より10mm程度、余白を確保して切ります。
(後で、床面をトコノールで処理をする際に、やりやすくするためです)

私は1mmの皮革と床革を合わせて、2mm厚としました。(ボンドでくっつけました)
みなさんは、2mm厚の革を選んでいただければ、問題ありません。

床面処理

次に床処理をしましょう。私は、床革の床面側がなかなかに綺麗でしたので、今回は割愛しました。
床面が毛羽立っていれば、床面処理を行いましょう。罫書き線より一回り大きくカットしたことで、型部の床面処理はしやすいと思います。トコノールで処理をしましょう。床面の毛の寝る方向に塗っていきます。

その後、ガラス板で床面を擦ることにより圧縮し、毛羽立ちを抑えます。革の上に重しをおいて10〜15分おいて下さい。
そしたら、床面に艶がでてることでしょう。

革を型に合わせてカット&へり落とし

床面処理が終えましたら、型に合わせて革をカットしていきます。
私は、カッターナイフの黒刃でカットしています。黒刃はよく切れるので、
おすすめです。

切れましたら、次にヘリ落としをしていきます。

ヘリ落としは、各パーツの内側と外側のみを実施します。
銀面、床面どちらも実施します。

コバ磨き

ヘリ落としまでできました、次にコバ磨きです。
コバ磨きをこだわることで作品の出来栄えが変わります。
やはり、コバは艶が出てたほうがいいですよね!

コバ処理
コバ処理前
コバ磨き
コバ処理後

#200〜#300ぐらいの紙やすりでコバを削る
 ↓
トコノールを少量とり指で塗る
 ↓
布切れで磨く
を2〜3回程繰り返せば、上記の写真のようになります。
コバに艶が出るだけで、見栄えがグンと変わるので、こだわって頑張りましょう。

菱目打ち

コバを磨けましたら、穴を開けていきます。
①まず穴を真っ直ぐ開けるための線を引いて行きます。
 ステッチンググルーバーを用いて、縁から3mmの線を引きます。

②続いて、線に沿って菱目打ちを行っていきます。
〜ポイント〜
 ・線の上に打てるように1回ずつ丁寧に打つ
 ・うち棒が革に対して垂直に打てるように意識する

縫う

①フォトフレーム内側を縫いましょう。

②続いて、四角を縫っていきます。縫い方はクロスステッチの応用で、1個飛ばしで縫っていきます。

〜縫い方〜

フォトフレーム下処理

フォトフレームに革を貼り付ける前に、接着性を高くするため、フレームを少しヤスって、表面を粗くします。私は、ドレッサーでやりましたが、紙やすりなどでも大丈夫です。

革をフォトフレームに貼付け

最後にフォトフレームに革を貼り付けます。ちょうどステッチ部が、フォトフレームと当たるため、硬い棒のようなもので、フォトフレームと接触する側のステッチを押し潰し、平にします。

出来ましたら、サイビノール(ボンド)をフォトフレームに多目に塗って、革に貼り付けます。

完成

上から重しを乗せて1〜2時間程乾かしたら、完成です♪♪

是非、挑戦してみて下さい!